ゴールデンボンバーの鬼龍院翔(34)が、現在は廃盤となっている過去の音源のコピーがネットオークションで取引されている現状を受け、「廃盤音源の価値を無くす」ために当該の音源データを無料公開した。

鬼龍院は5日更新のブログで、「ネットオークション等で僕の昔の音源をコピーして売ったり、もしくはそれをオマケとして付けて落札価格を上げたりするのに使っているのを見て残念な気持ちになっていました。本物の廃盤音源と言いながらおそらくコピーして作ったものも数多くあると思います」と現状に触れた。

「廃盤音源がずっとこのように使われ、本来そこに使われるべきではない対価がコピーし続ける人へ支払われ続けるのは新しい音楽を売っていく僕等にとって如何なものかと思ったので、やれるべきことは『廃盤音源の価値を無くす』ということでした」との思いから、事務所に所属する以前の2006年~2007年にライブ会場等で販売していた「音楽が僕らを駄目にする」「TheGoldenJ-POPS」「恋愛宗教論」の3曲のデータを公開した。

「このファイルがこの世に出回ることが、廃盤音源の価値を無くす手助けになります。これがあればおうちで全く同じものが作れます。実際僕が作っていたときはいくつかのケースやCD-Rを使っていたので偽物なんて作りたい放題です、決してもうネットオークションで買わないで下さい。偽物を買うくらいなら自分で焼いてプリントしてください」と呼び掛けた鬼龍院。「昔の稚拙な音源を公開するのは恥ずかしくて躊躇っていましたが、そうも言っていられないなと思ったのでこの機会に公開させて頂きました」との思いをつづった。

鬼龍院の対応に、ネット上では「これは神対応だと思う」「鬼龍院さんパないな」「キリショーはやることなすことカッコいいなー」と称賛の声が多数あがっている。