スピードワゴンの小沢一敬(45)が、「M-1グランプリ」の出演順により有利不利が生じているとの指摘があることについて、その一因は「審査員だと思う」との見方を示した。

小沢は4日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」に出演。雨上がり決死隊の宮迫博之らと、2日に放送されたテレビ朝日系「M-1グランプリ2018」の結果を振り返った。

M-1では毎年、トップバッターの不利が指摘されている。2001年の第1回大会から現在まで、ルールや採点方法は何度か変更されているが、過去に1番手を務めて優勝したのは01年の中川家のみ。

最終決戦に進出したコンビについても05年の笑い飯しかいない。今大会のトップバッターとなった見取り図を「見取り図の点数の低さに衝撃をうけてます。面白かった。最低でも90点以上あったと思ってんけどなぁ~~」とツイッターで絶賛していた宮迫は、「毎年言われてることやけど、やっぱ順番がな」とやはり出演順による不利が生じていたと私見を述べた。

小沢は、自身が出場していた初期には「前の方(の出番)でも優勝するチャンスがあった」が、「今は後半が優勝することが多い」と指摘するとともに、その原因は「審査員だと思う」とした。

その理由については、審査員を当時は大御所の芸人やタレントが務め、現在では現役の芸人が務めているという違いをあげた。当時の大御所芸人の審査員は、審査の際に1組ずつに辛辣な言葉を投げかけていたことから、そのたびに会場の空気が「1回冷める」のだとという。一方、現在の現役芸人による審査は「空気を冷やさずに持って行くから、後半になるにつれて番組がやっぱり盛り上がっていく」とした。

宮迫は小沢の唱える説にうなずきつつ、トップバッターに対しては「基準点」をつける傾向にある審査員の昨今の風潮について、「やっぱ基準点やから、あまり多くつけれないっていうのは深層心理の中にあってまうから」と理解を示した。