「M-1グランプリ2018」決勝の審査をめぐり、SNSへの動画配信で、審査員の上沼恵美子(63)へ暴言を発した「スーパーマラドーナ」の武智正剛(40)が7日、本拠地の大阪・なんばグランド花月に出演し、謝罪した。

<山田美保子氏の目>

酔って言ってしまったことは、コンプライアンス的には暴言に間違いないし、今回の騒動で一番の問題です。大物芸人さんは、本物の笑いにはやさしさがあると言います。上沼さんは審査員として好き勝手に言っていてもそこにやさしさがあったと思いますが、彼らにはやさしさがなかった。

多くの先輩芸人さんが公の場でこの件を口にして、厳しくしかっている裏には、しっかり反省してもらった上で大ごとにならないといいな、と願っていることが受け取れます。上沼さんはキャリアも地位もある大物。話が分かる人だし、直接謝罪があれば、感情で若手芸人をつぶすような小さな人ではない。そこまで大事に至らないと思います。(放送作家・山田美保子)