演歌歌手水森かおり(45)が10日、東京・港区の長谷寺に眠る恩師・徳間康快さん(享年78)の墓前に、NHK紅白歌合戦に16年連続出場が決まったことを報告した。

徳間さんは所属レコード会社「徳間ジャパン」の元社長。芽が出なかった新人時代の水森に「紅白歌手になれよ」と温かく声を掛けて激励してくれた恩人だ。

「16年目の報告ができて本当にうれしいです。初出場からずっと出られて光栄。回数を重ねるごとに、あの舞台に立てる難しさが分かり、うれしさも増しています」と話した。

今年の紅白衣装は「巨大ではありません」。12年から昨年まで、6回連続で巨大な豪華衣装が話題を呼んでいるが「今年は巨大ではないけれどビックリすると思います。楽しみにしていてください」。水着か? の質問には「そんなわけがない」と笑顔で完全否定した。

今年3月に「水に咲く花・支笏湖へ」を発売。「1人でも多くの人たちに、ナマの歌を聞いて欲しいから」と、曲の舞台である北海道をはじめ、全国の38都道府県をキャンペーンで回って2万人以上と握手を繰り返してきた。その懸命の努力に加え、新曲が15万枚を突破した実績を引っ提げての紅白出場だ。

今年で平成も終わる。やり残したことは? と聞かれると「結婚と言わせたいんでしょ!」。日々の仕事が充実していて、自分の生活のペースを変えたくないので「結婚したいとはあまり思わない」という。

先日、急に宅配ピザが食べたくなった。「1枚だと何なので、Mサイズ2枚とサイドメニューを頼んだ。玄関に靴を並べて『1人じゃないよ』という雰囲気を出した。偽りの女子会でしたね」と笑わせた。