少女時代のチェ・スヨン(28)が主演した映画「デッドエンドの思い出」(来年2月公開)のプレイベントが13日、都内で行われた。

スヨンは「最初は(主人公の)ユミは少し鈍感な女の子なのかなと思ったけど、監督と話しながら役を作っていくうちに彼女の気持ちが少しずつ分かってきました。撮影とともに自分も成長できた気がします。桜のシーンの美しさをぜひ見てほしい」と感慨深げだった。

共演の田中俊介(28)は「現場ではしばしば原作の力を感じました」。チェ・ヒョンヨン監督(30)も「中学生の頃から(吉本)先生の大ファン。原作を初めて読んだときは泣きました。そんな思いを大切に撮りました」と振り返った。

ゲストとして原作者の吉本ばななさん(54)も登壇。「スヨンちゃん主演で日韓合作って聞いたときは絶対無理だと思ったけど、まさに主人公の思いを体現していただきました。15年前、おなかに子どもがいるときに書いた作品で、出演者の2人を見ているとあの頃の思いが形になって出てきた感じがします」と明かした。