陸上10種競技の元日本王者でタレントの武井壮(45)が17日、阪神・淡路大震災で被災した当時を振り返った。

震災から24年。武井は大学のため在住していた神戸市内で被災したという。ツイッターで「地震が来て生活できなくなって大学も壊れて休みになった。前年に10種競技を始めて、3月に4回生になるこの歳がラストチャンスだった。バイクで東京へ避難することに」と当時の状況をつづった。

「東京で神戸がすごい勢いで復興するのに勇気をもらって日本一鍛えると誓ったのを覚えてる」と述懐。拠点を東京に移してからは10種競技選手として開花した。

「常に神戸の街で出会った陸上への感謝と、大好きな神戸の街が元気になって行くのがうれしくて頑張れた」と振り返り、「今もお休みがあると行きたくなるのは神戸だし、神戸学院大学の第六グランドで見つけた十種競技がオレの世の中への最初の武器になったんだよな、ありがとう神戸。オレの第2の故郷であり愛する街だ。。」と思いをつづった。