18年の日本映画界を席巻した「カメラを止めるな!」が、国内の映画賞で初の作品賞に輝いた。

石原裕次郎賞を受賞した日刊スポーツ映画大賞をはじめ国内の各映画賞では、都内2館での公開後、興行収入30億円超、全国350館超での拡大公開など社会現象を巻き起こしたことを含めて評価され、特別賞の位置付けの賞を受賞してきた。

上田慎一郎監督(34)は「61回の歴史がある賞で作品を認めてもらった。相当な本数の映画を、さまざまな観点から見る記者の方に選んでもらい、違う喜びがある」と笑みを浮かべた。