お笑い芸人のスマイリーキクチ(47)が、東京・町田市の都立高校で50代の男性教師が男子生徒に暴行した動画がネット上に出回り、炎上した騒動についてコメントした。

動画では、教師が学校の廊下で男子生徒に対し「ふざけんじゃねぇよ! 誰に言ってんだよ、おめぇ!」と激怒して暴力を振るう様子が撮されており、ネット上で騒ぎになったことを受けて高校側が謝罪した。しかしその後、男子生徒が教師に対し暴言を吐き、執拗(しつよう)に挑発していたことが明らかに。さらに動画には、撮影した生徒と思われる声で、「ツイッターで炎上させようぜ」と、教師を陥れることが目的だったとも受け取れるつぶやきが録音されていたことから、生徒たちに対する批判の声が噴出した。

キクチは21日、ツイッターでこの騒動に言及し、「『ツイッターで炎上させようぜ』生徒たちは“炎上”を軽く考えていたんでしょう」と推察した。

自身は過去にネット上で殺人事件の犯人だと書き込まれ、長年に渡り誹謗(ひぼう)中傷を受けた経験を持つ。その経験から「近所で知らない人達に『ほら、テレビでやってた<先生を挑発して殴られたヤツ>あいつだ』と指をさされたら外にも出れない」と、生活に悪影響が及ぶことを指摘し、「自分が経験しないと本当のネットの危険はわからない。ただ本当の危険を知るのはこの先の人生だな」とつづった。