女性に乱暴をしたとして強制性交容疑で警視庁に任意で事情聴取された俳優新井浩文(40)は、今年公開の映画が2作品控えている。1日夕方現在、両作品の関係者とも事実確認と今後の対応に追われている。

「台風家族」(市井昌秀監督、6月公開予定)は、草なぎ剛主演で、クズ一家の1日を描いた作品。新井は一家の次男役。昨年撮影され、作品はすでに完成しているという。関係者は「事実関係を確認してから対応を決めたい」としている。

人気コミック原作の「善悪の屑」(白石晃士監督)では新井は、林遣都とダブル主演で、復讐(ふくしゅう)を請け負う2人の男を演じる。公式ツイッターによると、昨年12月に撮影が終わり、先月には編集も終了した。配給関係者は「事件は報道で知ったので、こちらでも事実関係を確認しています」と述べるにとどまった。

「台風-」はメインキャストの1人、「善悪-」はダブル主演のため、編集でカットするなどの措置は難しい。ツイッターには「映画はどうなるのか?」「お蔵入りはやめてほしい」などの書き込みが相次いだ。

※「草なぎ」のなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀