ユーチューバー「カジサック」ことキングコングの梶原雄太(38)からイベントで「失礼な絡み」をされたと告発した評論家の宇野常寛氏(40)が、ことの経緯を明かした。

宇野氏は6日更新のツイッターで、イベントで起きた出来事を詳細につづった。

チーム対抗のゲーム企画で、カジサックから「弱そう」とイジられたことを不快に感じ、「これはくぎを刺さないとと考えて『お前みたいな自分より弱いヤツをみつけた途端にマウントしたがるやつは大嫌いだ』と告げた」という。

しかし、カジサックの言動は変わらず、宇野氏も最初はそのノリに合わせていたというが、縄跳びでの対戦時に自身が失敗した際のカジサックのイジりで「一線越えたな、と思った」と振り返った。

「梶原はここぞとばかりに僕をバカにしてきた。僕の失敗をデフォルメしたジェスチャーでモノマネし、こき下ろした」という。

宇野氏はカジサックに、そうした言動に対する不快感を訴え、形式的な謝罪は受けたものの、「みんなが面白くなるために(宇野にイジリを)した」と開き直ったことから、「もうこれは直らない。帰るしかないなと思った」と、イベントを途中退席した理由を説明した。

宇野氏は「僕らには、人間には、尊重されない場から離脱する権利がある。失礼な相手がいたら、抗議で帰る権利がある。『場の空気』のために、マイノリティーだけが我慢しなきゃいけないなんて間違ってる。『芸人』なら、バラエティーならイジメが許されるなんて間違ってる」とあらためて訴えた。