漫画家小林よしのり氏(65)が、桜田義孝五輪相が白血病を公表した競泳の池江璃花子に「がっかりしている」などと発言して批判を浴びた騒動に「全国民でバッシングするほどのことじゃない」と私見を述べた。

小林氏は14日、「繊細さのない失言だが」のタイトルでブログを更新。「桜田大臣をバッシングすることが絶対正義になっている」と言及し、「共謀罪のときの法務大臣も酷かったが、自民党議員はああいう古い感性のおっさん・じいさんが多いから、繊細さのない言葉づかいをするのだろう。アホだなあと思うが、全国民でバッシングするほどのことじゃない」と異論を唱えた。

自分は東京オリンピック(五輪)にあまり関心がないというが「それでも池江璃花子選手の白血病にはショックを受けた。神も仏もないなと嘆いた。池江選手が回復して、五輪に出られるのなら、少しは東京五輪にも関心を持ってもいい」。しかし今回のバッシングについては「誰だって池江選手には同情し、心配してるんだから、同情=正義になって、失言ひとつも許すまじと全体主義になってしまうのも不健全だろう」と懸念した。