大泉洋(45)がTBS系大ヒットドラマ「半沢直樹」「下町ロケットシリーズ」「陸王」などの原作者、池井戸潤氏の書き下ろし最新作で、同局の7月期放送のドラマ「ノーサイド(仮題)」(日曜午後9時)に主演することが17日、分かった。9月に日本で初開催されるラグビーW杯をドラマで盛り上げていく。

大泉が演じるのは、大手製造メーカー「トキワ発動機」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。幹部候補だったが、上司の企業買収に異を唱え、地方の工場の総務部長に左遷される。

そこで、かつて強豪チームだったトキワ発動機ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネジャーも兼務することになる。左遷された男と低迷するラグビー部の再起をかけた戦いが描かれる。

大泉は以前から池井戸氏のファンだといい、「新作ドラマで、主演させていただくのはとてもうれしく、光栄であります」とコメント。さらに、「日本でラグビーのW杯が開催される年に書きおろされる池井戸さんのラグビーを題材にした新作を読者として、純粋に楽しみにしています」と期待を込めた。

一方で、大泉は所属する演劇ユニット「TEAM NACS」(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉、音尾琢真)から池井戸作品に出演する最後のメンバーだ。池井戸ドラマを手掛ける伊与田英徳プロデューサーは「(北海道から)東京進出した時の舞台を見て以来『TEAM NACSというすごい集団といつか仕事をしたい』と思っていた」と明かし、「約5年越しの念願がかなって、ご一緒できることができてワクワクしております」と、待望の起用であると明かした。