米俳優キアヌ・リーブス(54)が、今月23日に米サンフランシスコからロサンゼルス郊外バーバンクに向けて搭乗した飛行機が機械トラブルで緊急着陸するハプニングが起きたが、その後のハリウッドスターらしからぬ見事な対応に称賛の声があがっている。

公園のベンチで一人サンドイッチを食べるなど普段から大物スターらしからぬ庶民派として知られるリーブスだが、ロサンゼルス北部の田舎町ベーカーズフィールドに緊急着陸した後は文句も言わずに他の乗客たちと一緒にバスに乗って目的地まで移動したと報じられた。

この日搭乗した飛行機には農場で働く季節労働者たちが大勢乗り合わせていたが、彼らと一緒にバスに乗り込んだリーブスは車内でスマホで調べたベーカーズフィールドの基本情報を読み上げたり、同地で作られたカントリーミュージックをYouTubeでかけて皆に聴かせたりと恐怖と長旅で疲れ果てていた乗客たちを楽しませたという。その様子を撮影した動画がSNSに投稿されている他、乗り合わせた乗客たちと記念撮影するリーブスの様子なども投稿されている。大物俳優なら即座にプライベートジェット機を手配するであろう場面で、他の乗客のことまで気にかけるリーブスこそ本物のスターだとの声があがっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)