NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の第22回が9日に放送され、関東地区の平均視聴率が6・7%(関西地区6・0%)と、大河ドラマ史上最低だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。4月28日放送の第16回で大河ドラマ最低となる7・1%を記録したが、この数字を0・4ポイント更新してしまった。

要因として考えられるのは9日の裏番組。TBSが「サッカー・キリンチャレンジカップ2019 日本×エルサルバドル」を放送し、関東地区で13・8%を記録した。1週間前の同放送枠の平均視聴率は6・9%だったが、これを6・9ポイントも上回った。

また、テレビ朝日系「ポツンと一軒家」も20・3%と1週間前の19・2%を1・1ポイント上回り、同番組史上最高を記録した。「いだてん」のワースト記録はこの2番組の影響が大きいと思われる。

「いだてん」は1週前の8・5%から1・8ポイント下げたが、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」も9日は15・0%と、1週前の16・7%から1・7ポイント下げ、フジテレビ系「でんじろうのTHE実験」も9日は5・2%と、1週前の同放送枠6・9%から同様に1・7ポイント下げている。

一方、テレビ東京系「日曜ビッグバラエティ」は5・9%と、1週前の5・1%から0・8ポイントアップする健闘ぶりだった。