モデルや女優として活躍した純(じゅん)アリスさん(本名三浦雅璃子=みうら・まりこ)が、がんのため、12日午後4時5分に都内の病院で亡くなったことが16日、分かった。66歳だった。この日、夫で俳優の三浦浩一(65)が自身のツイッターで発表した。

三浦は「謹んでご報告させて頂きます。病気療養中のところ、7月12日、永眠致しました。3人の子供たち、そして周りで支えてくださった皆さんのおかげで、幸福な最期だったと思います」と報告した。

関係者によると、純さんはがんと診断後も元気に振る舞ったが、ここ数カ月は体力も落ち、12日に3人の子供らにみとられて息を引き取った。三浦は仕事で間に合わなかったという。すでに遺族、知人で葬儀をすませており、お別れの会の予定はない。

高校在学中にファッションモデルとなり、72年にドラマ「ママはライバル」で女優デビュー。21歳の時に東京キッドブラザースに入団。美少女のヒロインとして人気を得て、80年に劇団仲間の三浦浩一と結婚。家族でCMに出演し、テレビショッピングの司会も務めたが、3人の子供の子育てなどで引退状態だった。

次男三浦孝太(35)三男三浦涼介(32)は俳優として活動し、純さんは母親としてサポートしていた。

 

◆純(じゅん)アリス 1953年(昭28)6月20日、広島県生まれ。父はニュージーランド人で母は日本人。高校在学中にスカウトされ、モデルとしてデビュー。ドラマ「ママはライバル」などに出演し、歌手としてシングル「コスモス占い」などをリリース。東京キッドブラザースでは「哀しみのキッチン」などでヒロインを演じた。