かつて「海原千里・万里」として活躍した漫才師出身のタレント、上沼恵美子(64)が22日、大阪市内で、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」に生出演し、吉本興業・岡本昭彦社長の会見について触れ、松本人志の動きに感嘆した。

松本の直言を受け、岡本社長が会見。松本が願った通りに、宮迫博之の契約解消処分を撤回したことが、番組の終盤、スタッフから伝えられると、上沼は「て、て、てっかい?」と驚き「すごいな、松本人志さんて。松本動きます、やな」と続けた。

「でも、松本さんに辞められたら困るからいうて、言う通りにしたわけではないと思うんです。ほんとに話し合ったんやと思いました。(吉本は)初心に戻られたんですよ」と、会社を動かした松本の行動力と、熱さを称賛した。

さらに、吉本の東京進出に触れ「大阪から東京に出て行って、8畳一間で、あそこへ帰らへんかと。ジーンときました」「吉本が大阪でやってたのを、ダウンタウン連れて東京行って、そこにね、初心に戻られたんやと」などど、感嘆の声をあげるばかり。

上沼が漫才時代、吉本はライバル社の演芸会社だった。その後、総合エンターテインメント企業へと大きく成長していった。

「変わるというか、いや、吉本は元に戻るんや。ミュージカルから、ホノルルでやるとか、すぐ新しいことやるのに、ダメやなと思ったら、すぐ撤退する。ものすごい行動力やと思いますよ。吉本は。誇りですよ、大阪の文化。消したら絶対あかんと思う」などと、吉本の再生へエールを送った。

上沼は前日21日に放送された読売テレビ「気になる情報のウラのウラ 上沼・高田のクギズケ!」で、宮迫博之、田村亮の会見、闇営業問題にふれ、月亭方正、FUJIWARAらが宮迫を擁護する発言をしたことに「かばい合いにしか聞こえない」「だから今の芸人、おもろないんや」などと厳しい発言をしていた。

この日、この一連の発言について、収録が、宮迫らが会見した20日のほぼ同時間帯で、会見の概要をスタッフからメモで伝え聞きながらの発言だったと明かし「これはホントに申し訳ない。宮迫さんにはきついことを述べた。それは謝らないと。ごめんなさい。誠実で正直な、いい記者会見でした」と謝罪した。