稲垣吾郎(45)の主演舞台「君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~」(8月30日~9月23日、東京・日本青年館ホール)の公演前トークイベントを取材した。稲垣によると、日本青年館は稲垣家に縁があるといい、「うちの両親が結婚式か結婚式の2次会で使ったそうです。昔、家族で車で横を通った時に、そんなことを言っていて、覚えてるんです」と明かした。その後、開かれたスポーツ記者陣(当日は男性ばかり)との懇親会では、「結婚式だそうです」と申告。さらに、両親が結婚したのは時期的に64年の東京五輪の頃だったことも口にした。記者から「2度目の東京五輪の年に同じ日本青年館で結婚式を」と振られても、「それ、いいですね!」と返し、場を盛り上げた。

また、この日は、先月9日に亡くなったジャニー喜多川社長(享年87)についてコメントも出しており、稲垣は「僕らの生みの親です。ジャニーさんがいなかったらここに僕も立っていないわけですから」と感謝の気持ちを表した。そして、「グループの中で一番怒られました。怒っていただけたことが一番の成長でしたし、全部、教えてくれたのがジャニーさんなので、それは大切にしていきたい」「10代くらいまでは本当に怒られました。20代になると、それほど怒られなくなり、寂しい気持ちにもなった」などと振り返った。一方で、ジャニーさんにほめられたことについて聞かれると、89年のNHK連続テレビ小説「青春家族」に出演した時だったと明かし、「うれしかった」と振り返った。

関係者によると、「男性記者に囲まれてこれだけ話すことは非常に珍しい。以前だったらこんなに話さなかった」。周囲も大人になった稲垣を実感していたようだった。