男女上位2人が20年東京五輪の代表に内定する「マラソン・グランドチャンピオンシップ（MGC）」が15日都内で行われ、女子を生中継するNHKと男子を生中継するTBS系で、冒頭に異例のコラボが行われた。

男子は午前8時50分、女子は9時10分のスタートだが、両局とも午前8時に同時に放送開始。NHK、TBS系列ともに、スタート地点の空撮から、NHKの副音声実況に出演する嵐の相葉雅紀（36）とTBS安住紳一郎アナウンサー（46）の2ショットという同じ映像でスタートした。

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相葉と安住アナは冒頭、以下のやりとりをした。

相葉　いよいよ運命の日を迎えました。東京オリンピックのマラソン代表が決まります。

安住　ここ東京を舞台に行われる史上初の一発選考、完全生中継でお伝えします。

相葉　みなさんおはようございます。

安住　おはようございます。TBSアナウンサーの安住紳一郎です。今朝はなんと、NHKとTBS系列、同時生放送を行っています。まもなくこちらから行われるマラソングランドチャンピオンシップ、MGCをお伝えして参ります。一緒に伝えてくださるのは、NHKで数多くのスポーツ番組を担当していらっしゃいます、嵐の相葉雅紀さんです。

相葉　男子のレースはTBS、女子のレースはNHKが中継するということで、この時間は局の垣根を越えた史上初のコラボ放送となっております。

安住　どちらのチャンネルを見ても同じ映像が流れていると思います。

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また、NHKの解説を担当する野口みずきさん、TBSのMGCスペシャルキャスター高橋尚子さん、高岡寿成さんらも同時出演した。スタート前には、TBS上村彩子アナが両局共通で男女選手紹介をしたり、野口さんがTBS向けに男子の展望を示すなどのコラボも見られた。

またTBS伊藤隆佑アナはNHKに、NHK小宮山晃義アナはTBSの中継にそれぞれ“出張”し、自局が担当する中継の途中経過を随時、報告した。

安住アナのNHK生出演は、合唱好きが縁で実現した今年7月8日のEテレ「沼にハマってきいてみた」の企画「合唱沼」以来となった。