東京国税局に7年間で計約1億2000万円の申告漏れを指摘されたチュートリアル徳井義実(44)と交流がある宮根誠司アナウンサー(56)が23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、徳井と電話で会話し「無知だった」と言っていたことを明かした。

宮根アナは「しゃべったんです、徳井と。本人も『言ってください』と言うんですけど、結局『無知だった』と」と話していたことを明かした。「(徳井は)決算の時期だって言われたらしいです、税理士さんか誰か分からないですけど。(それで)バタバタしていて忙しいって、これも徳井の言い訳ですけど、もう過ぎちゃった。決算の時期を。そこから何も言われなくなった。徳井は無知でアホで、じゃあ、2年まとめて払えばいいや、次の年に、となり、また決算の時期にバタバタして忘れた。じゃあ、3年分払えばいいや、という。完全な徳井の無知、幼稚なところというか、納税義務ということを徳井は分かってなかった」と、電話での会話を説明した。

さらに、宮根は徳井の説明として、16~18年に所得を一切申告していなかったことが最初に発覚したとした。宮根アナは「ここを言われて、さかのぼったらここを言われた」とフリップを指し示しながら、12年から15年に徳井の設立した会社「チューリップ」が12~15年に経費とした、徳井の個人的な旅行や洋服代などを国税が認めなかった点は、無申告の後に指摘されたとした。宮根アナは「昔から知っているんで、電話したんですよ、何やってんだ、って」と徳井との関係を説明した。

無申告が3年間発覚しなかったことについて、コメンテーターから「考えにくい」と疑問の声も。読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏から「大物は監視するけど、そうじゃないところは手を抜いているのかも」と話すと、「中大物か、大小物、くらいですか徳井は」と話した。

一方で宮根アナは「徳井をかばうわけじゃないですけど、無申告というのは、何もしてない」と、徳井に悪意があったことは否定。「おそらく近いうちに本人が会見すると僕は思うんですけど、バカだったんです。無知だったんです。納税を毎年しなきゃいけない、というところをこいつは認識してなかった。2、3年まとめて払えばいいわ、くらいの知識しかなかった。徳井はしっかり反省しなきゃいけないけど、フォローするわけじゃないんですけど、金ちょろまかそうとか、そういうやつじゃないんです。徳井っていうのは人間として。ただただ、アホやった。じゃないと無申告しない。会社作ってもうけているんだから、毎年申告するように。バカですね」と訴えかけた。