TBS系大ヒットドラマ「半沢直樹」の番外編スペシャルドラマ「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」(20年1月3日午後11時15分)が吉沢亮(25)主演で放送されることが7日、分かった。

13年に堺雅人(46)主演で放送された「半沢直樹」は平成に放送されたドラマで視聴率1位(最終回42・2%=ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録するなど社会現象になった作品で、来年4月期に第2弾の放送が決まっている。番外編では、多くのドラマや映画に出演し21年放送のNHK大河ドラマ「青天を衝け」での主役も決定するなど勢いに乗る吉沢を主人公に迎え、第2弾に大きく関わる物語が描かれる。

物語は東京中央銀行の行員・半沢が出向を命じられた「東京セントラル証券」と大きく関わるIT企業「スパイラル」を中心に展開される。吉沢が演じるのは、プログラマーの高坂圭。かつてある事件に関わったことで行き場を失っていたが、その才能を買われ「スパイラル」の社員として働いている“敏腕プログラマー”という役どころだ。

吉沢はドラマについて「7年前の半沢直樹の、敵役を完全に地獄にたたき落とす様を見てドキドキワクワクするという展開。唯一無二の面白さを感じていました。今回のスペシャルドラマにもそのエッセンスが凝縮されていることと思います」。さらに、「半沢直樹のスペシャルドラマなのに半沢が主人公じゃないのかよ(笑い)と思っているそこのあなた。完全に倍返しですよ」とアピールした。

◆番外編あらすじ 銀行内で行われていた数々の不正を幾度となく暴き、痛快な逆転劇を見せた半沢直樹(堺雅人)。前作の最終回では、まさかの子会社「東京セントラル証券」への出向を命じられた。番外編の舞台は、新興IT企業「スパイラル」。半沢が「東京セントラル証券」が金融セキュリティーシステムをリニューアルするため、コンペで声をかけられた企業の1つだ。社運を賭けて取り組む「スパイラル」の中で人知れずある陰謀が動いていた。