マドンナが「Madame X ツアー」のコンサート開始予定時刻を2時間遅延させたとして、ファンの1人が激怒。マドンナとコンサート・プロモーターのライブネーションを訴えたことがわかった。

米情報サイトTMZによると、訴訟を起こしたネイト・ホランダーさんは今年8月、12月17日にマイアミで行われる公演チケットを3枚購入。公演開始時刻は夜8時半の予定だったが、これまでのツアーでも、2時間遅れで公演を開始することがザラだったマドンナが、最近になって開始時刻を夜10時半に変更したという。

ホランダーさんは平日火曜日の公演には、開始があまりにも遅すぎると主張。3枚分のチケット代金1024.95ドル(約11万2000円)分の返金を求めたが、拒否されたという。このため、他のファンたちにも掛け合い、損害賠償を求めるための集団訴訟を行うつもりのようだ。

一方、同サイトによると、マドンナは8日夜のコンサートで公演開始時刻の遅延について言及。「皆さんに理解して頂きたいのは…女王には決して遅すぎるということはない、ということです」と強気のコメントをしたという。(ニューヨーク=鹿目直子)