俳優菅田将暉(26)の主演舞台「カリギュラ」を観劇する一部観客のマナーの悪さを訴える書き込みがネット上に相次いであがっており、劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(56)が「どうか、どうか、携帯電話は電源から切って頂きたい。心よりお願い」と呼びかけた。

同舞台は9日から東京・新国立劇場中劇場で上演中だが、ネット上には、観劇したファンから「観劇マナーが悪すぎて残念すぎた」「観劇マナーが私の観劇経験でワーストワン」といった声とともに、一部の観客が上演中に私語をしていたり、携帯電話の電源を切らずに着信音やバイブ音が聞こえてきたといった報告が多数あがっている。

ケラは21日、ツイッターを更新し、「そりゃあまりにひどい」と反応。「もしウチでそんなことになったら、前半なら2幕頭に、後半なら(もはや取り返しはつかないが)カーテンコールで、注意喚起と謝罪をする。そして数日はヘコむ」とした。

また、自身の舞台でも「客席で観てると時折ケイタイのバイブ音を耳にします。斜め前のお客さんには演奏シーンを待って一度注意した」といった経験をつづり、「どうか、どうか、携帯電話は電源から切って頂きたい。心よりお願い」と呼びかけた。