俳優阿部寛(55)主演の連続ドラマ「まだ結婚できない男」(火曜午後9時)の3日放送の第9話の視聴率が9・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。前回の8・6%より0・4ポイント、アップした。

初回から11・5%、7・7%(W杯バレーボール中継のため65分遅れで開始)、10・0%、9・5、10・0%、8・9%、8・5%、8・6%だった。

関西地区は11・1%だった。

前作の「結婚できない男」以来、13年ぶりの人気シリーズの第2弾。阿部が演じる独身の建築家・桑野信介は偏屈で皮肉屋。趣味のクラシック音楽を大音響で聞いて、その音色に合わせて指揮棒を振りながらうっとりする“性癖”を持つ。

第9話では、桑野(阿部)が仕事中に倒れ、義弟の中川良雄(尾美としのり)の病院に運び込まれる。見舞いに訪れた弁護士の吉山まどか(吉田羊)、カフェ店長の田中有希江(稲森いずみ)、隣人の若手女優戸波早紀(深川麻衣)は、皮肉も全く言わず、いつになく素直で別人のような態度の桑野に大いに驚く。

病気をきっかけに桑野が“いい人”になったと喜ぶ有希江と早紀に対して、普段から桑野とケンカばかりのまどかだけは、素直なのはあくまで一時的なものに違いないと疑うが、有希江から「桑野さんに厳しすぎ」と指摘されてしまう。

案の定、まどかは回復した桑野とまたもやささいなことで言い争いに。有希江や早紀には好意的なのに、なぜ自分には皮肉ばかり言うのか。納得がいかないまどかに対し、早紀は、男と女の間には言葉と感情が裏腹になることがあると力説。それを体現した自分の舞台を見にきてほしいと、まどかたちを誘う。

数日後、都合が悪くなり、舞台に行けなくなったまどかが困っていると、偶然桑野がやって来て、自分が代わりに行くと言い出す。早紀が、桑野には来てほしくないと言っていたことを思い出したまどかは慌てるが、一度行く気になった桑野を止められず、結局、桑野と有希江が舞台を見に行くことに。まどかは2人のデート? が気になった。