小倉智昭氏(72)が18日、レギュラーを務めるフジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月~金曜午前8時)に出演し、悪性リンパ腫と診断された元フジテレビで現在フリーの笠井信輔アナウンサー(56)についてコメントした。

小倉氏は、笠井アナの罹患(りかん)とまもなくの入院を伝えるとともに「明日笠井くんが来て、詳しく自分の口で説明します」と、19日に同番組に出演すると説明した。

病気発覚の経緯については「9月いっぱいでフジテレビを辞めて、辞める時に荷物動かしたり運んだりで腰が若干痛かったらしいんです。仕事をしているうちに体重が減ってきて。彼には以前から排尿困難があって、前立腺肥大を調べたところ、それよりも腰に影があることが分かって、精密検査をしたら悪性リンパ腫と分かった」と話した。

笠井アナからは今朝ラインでメッセージを受け取ったという。自分の病が報道された心境について「新聞で見ると、自分はがんだと再確認して、これに立ち向かっていかねばと思う」と話しているという。

小倉氏自身も昨年11月にぼうこうがんの手術を受けており、今後の治療方針について「4カ月は抗がん剤治療をして、その後2カ月は自宅療養。早くても復帰は来年の6月になるだろう」と推察。フリー転身後も仕事が絶えず、多忙だった笠井アナを思いやりつつ「彼は仕事男。仕事のことばっかり気にしているので、今はしっかり治療に専念しろよ、と言っています」と話した。また「勉強家な彼が、なぜ1万人に一人がかかるような悪性リンパ腫になってしまったのか。残念でならない」と複雑な心境も語った。

笠井アナは早大卒業後、87年にフジテレビに入社。99年から今年9月末の退社まで同番組にレギュラー出演した。「映画や書く仕事もしてみたい」とし、フリー転身後は小倉氏と同じ事務所に所属し活動している。