木村拓哉(47)が8日、東京・代々木第1体育館で、初のソロライブツアーの初日を迎えた。

自身初のワンマンライブで、主演したドラマの主題歌を含む20曲を熱唱。詰めかけた1万2500人のファンを魅了した。関係者席からは明石家さんま(64)ら豪華な面々が見守った。

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ステージ下から飛び出して大ジャンプするポップアップを決め、木村は1曲目からド派手に登場した。

「NEW START」を熱唱し、舌を出して笑う。「ようこそ! そして、お待たせしました。まさかいま一度、皆さんの前で、こんなに近い距離で、こういう場所に立てるとは思いませんでした」と感慨深げにスピーチ。大歓声を浴びた。

「『待っているよ』という皆さんの気持ちに応えまして、『騒ぐ場所を作る』と言った以上、有言実行だと。5年ぶりになりますが、ただいまです!」

笑顔であいさつし、「おかえりー!」と声援を浴びた。客席には、涙を流すファンもいた。

ライブは、先月発売の初ソロアルバム「Go with the Flow」をひっさげ、「等身大の木村拓哉」をテーマに構成された。93年の「あすなろ白書」の「True Love」や96年の「ロングバケーション」の「LA-LA-LA LOVE SONG」など、主演ドラマの主題歌も披露。「SHAKE」「夜空ノムコウ」などSMAPの楽曲も歌った。

ライブには親交の深いさんまはじめ、TBS系主演ドラマ「グランメゾン東京」や、フジテレビ系ドラマ「教場」の共演陣も訪れた。木村は「さんまさんから『なんでアルバムの曲しかやらへんのや。楽曲は、アーティストだけのものじゃない。皆さんとの共有物や』と言われました」と明かした。SMAPの楽曲を歌唱したのは、さんまに背中を押されたからだった。

「SHAKE」では、「今夜のライブは、気持ちがいいもんだ!」と替え歌を披露し、会場を沸かせた。「みんなが喜んでくれれば、それでいいや。これからも、みんなと自分の共有物を大切にしていきたいと思います」。過去も現在も含め、等身大の自分を詰め込んだ2時間だった。【横山慧】

▼木村はジャニーズの後輩についても語った。「嵐は今年限りで活動休止で、今後どう過ごしていくのか気になります。亀梨だったり、それぞれの場所で責任を果たしている後輩がたくさんいる」。本番前にKinKi Kids堂本剛(40)から電話が来たことも明かした。先月8日に初ソロアルバムを発売したことを踏まえ、同22日に同時デビューしたSixTONESとSnow Manについて「“デビュー”としては俺と同期なわけですよ。同期のあいつらもよろしくお願いします」と笑った。

▼関係者席には、「グランメゾン東京」キャストの沢村一樹(52)冨永愛(37)及川光博(50)中村アン(32)や、「教場」の大島優子(31)三浦翔平(31)、テレビ朝日系「BG」に出演した間宮祥太郎(26)らも訪れた。アルバムに楽曲を提供したいきものがかり水野良樹(37)のほか、KAT-TUN亀梨和也(33)Kis-My-Ft2玉森裕太(29)らジャニーズの後輩の姿もあった。