3月末で日本テレビ「秘密のケンミンSHOW」(木曜9時)を降板するタレントみのもんた(75)が17日午後、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」にゲスト出演し、現在の心境を語った。

12年半司会を務めた「ケンミンSHOW」からの降板を決めた理由について「若いタレントの名前を覚えられないし、絶叫と阿鼻(あび)叫喚のテンポについていけなくなった。視聴率が2ケタで好調な今が潮時かなと思った」。

昨年、免許更新の高齢者講習で急ブレーキに失敗して「落第」してしまい「年老いたなと実感した」ことも降板の決め手になったという。

全盛期は全曜日にレギュラー番組を持つ売れっ子だったが、4月以降はゼロとなる。今後については「しゃべりの仕事は魅力がある。今までとは全然違う番組をやりたいけど、あらゆる司会をやってきたから、残りは何があるのかな」と模索している。

「みのもんたの朝ズバッ!」など情報番組の司会も長く務めた経験から、不倫や薬物問題を報じる各局のワイドショーについて「ダメなものはダメと、誰かに言ってほしいなと思う」と注文。「罪を憎んで作品を憎まず、みたいな考え方が先走っている気がする。ダメなものはダメでしょう」。

その一方で「私も昔、不倫をやったことがある」「女房に先立たれて、今は週3で銀座」「加計学園の客員教授やってます」とタブーなしのトークを繰り広げ、しゃべりの達人ぶりを印象づけていた。