ロックバンドRADWIMPSの野田洋次郎(34)が、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた政府の対応に「矛盾」を指摘し、「具体的な対策を」と訴えた。

野田は28日、ツイッターを更新。イベントやライブの開催自粛要請について、「自然災害等と違ってウィルスは興業の保険適用外となる。ドーム4カ所を含む今回のツアー、全部中止にした場合ウチのような個人事務所が生き残る可能性はどのくらいあるんだろうかと考える。安全、安心、リスク。あれこれ頭に巡らせながら毎日リハをしています」「もし自己破産したらさぁ次は俺何して生きていこうかとほんの少し本気で考えてみたりもする。けど2秒後には『あっ、音楽しかないや俺』ということに気づく」と、主催者側の切実な思いをつづった。

続けて、「観光業等も含め今この瞬間も倒産や経営破綻を決断せざるを得ない事業主、企業が大勢ある」とし、「自粛や休校の“要請”を出し続けるだけでなく国は具体的な対策をもう少し出すべきではと思う」と野田。「自粛の一方で電車等の交通機関は放置される矛盾も」と、感染リスクが高いとされる満員電車などを規制しない政府に疑問を呈しつつ、「こんな時こそ、僕ら自身も、冷静に。乗り切ろう」と前向きな思いをつづった。