ジャニーズグループが、防護服や医療用マスクなどの医療物資を必要な医療機関に届けることが17日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大に対する支援活動「Smile Up! Project」の一環。医療機関で不足している防護服3万3000枚を今月末までに、医療用マスク30万枚と抗菌マスク20万枚の計50万枚を今月末から順次、総額約8000万円分を調達し医療機関に届ける。

ジャニーズグループの発表によると、昨年亡くなったジャニー喜多川氏(享年78)が入院していた東京・日本赤十字社医療センターの現状を伝えるテレビ番組が、同プロジェクト始動のきっかけの1つだという。医療物資が不足し、全国の医療機関も危機的状況に陥っているという報道などを受け「深刻化している医療物資不足の一助となりますよう、不足している医療用マスクや防護服を必要な医療機関にお届けすることを決めました」と説明した。

同プロジェクトでは現在、木村拓哉(47)や嵐はじめジャニーズ事務所所属タレントたちの動画やメッセージなどが公開されている。今後はファンクラブサイトなどでも新たに有料の映像配信サービスを始め、一定期間内の収益を、医療機関に届ける医療物資購入費用に充てるという。ジャニーズグループは「一丸となってこのコロナウイルス感染拡大防止につとめてまいりたいと思います」とした。