23日に新型コロナウイルスによる肺炎のため63歳で亡くなった女優岡江久美子さんとTBS系「天までとどけ」シリーズで長年夫婦を演じた俳優綿引勝彦(74)は、「驚き以外のなにものでもありません。つらいです。(新型コロナウイルス)はいろんな人を持っていってしまう」とコメントをした。

91年に始まった同シリーズは大家族を描いたホームドラマで、99年の第8シリーズまで作られた人気作。

俳優たちは撮影が離れても家族のようで、たびたび家族会と呼ぶ食事会を開いていたという。綿引を含め、子供を演じた俳優たちもみんなが岡江さんのことを「ママ」と親しみを込めて呼んでいた。

綿引は「5~6年前に家族会で食事をしました。元気で明るくて気づかいがある人です。愚痴ったりすることもないし、いつも前向きでした。ママがいるといないとでは、場の雰囲気がえらい違いです。最後にお会いした家族会の時も、元気そのもので、旅行の話をしていらっしゃいました。10年も夫婦を演じましたので、他人とは思えません。つらいです。長いお付き合いに本当に感謝しています」と語った。