元TBSのフリーアナウンサー小島一慶(こじま・いっけい)さん(本名かずよし)が23日、肺がんのために都内の病院で亡くなっていたことが26日、分かった。75歳。長崎県出身。

1968年(昭43)にTBSに入社。TBSラジオの「ヤングタウンTOKYO」「パックインミュージック」「一慶・美雄の夜はともだち」、TBSテレビ「飛べ!孫悟空」のナレーションなどを担当。70年代から80年代にかけて、TBSの人気NO・1のアナウンサーだった。

90年に同局を退社してテレビ朝日と専属契約を結んだ。91年4月からテレビ朝日系「モーニングショー」の司会を務めることが決定していたが、直前に女性スキャンダルが発覚。専属契約を解除され、レギュラー番組も全て降板して、泣きながら会見して謝罪した。

同年12月にテレビ東京系「TVコロンブス」でテレビ復帰。92年4月スタートのTBSラジオ「おまたせ一慶まっぴるま!」でレギュラー復帰した。その後は古巣のTBSを中心にラジオやナレーションなどで活躍した。

08年にも女性トラブルで、同年いっぱいでレギュラー番組を降板。14年に仕事復帰して、TBSラジオを中心に活動していた。