日向坂46が7月31日、生配信オンラインライブを開催した。新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期となった春ツアーでお披露目するはずだった豪華なセットや演出を、そのまま使用。

全力パフォーマンスを披露し、画面越しに「ハッピーオーラ」を届けた。

開演前にキャプテン佐々木久美(24)は「春ツアーで使うはずだったセットや演出を、旬なうちに、皆さんに届けます。会場にいなくても、みんな一緒なんだっていうのを伝えたいと思います」とあいさつした。今年2月に新加入し、日向坂46のライブ初参加となった新3期生の高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世の3人も登場し、注意事項などをアナウンスした。

昨年のレコード大賞優秀作品賞受賞作「ドレミソラシド」を皮切りに、デビュー曲「キュン」や最新シングル「ソンナコトナイヨ」などを披露。闇に包まれた世界を、メンバーたちが演じる音楽の街の住人が救っていくという、物語性のある構成でライブを進行した。前半、後半で「青春の馬」を2回披露するなど、チャレンジングなセットリストでもあった。

視聴者からの「アンコール」コメントが3万件以上集まり、アンコールも実施された。再度メンバーたちが登場すると、佐々木久美は「なんと、日向坂46初のアルバム決定しました!と発表した。9月23日発売で、新曲「アザトカワイイ」がリード曲となるという。昨年2月にけやき坂46(読み:ひらがなけやき)から日向坂46に改名して以降、初のアルバムとなる。佐々木久美は「一歩前に進ませていただく証拠になるかなと思います」と笑った。

ライブの感想を聞かれた加藤史帆は、スタッフやファンへの感謝を述べた上で、「本当にいい環境でやらせていただけるんだなと思って。本当に胸熱! アッ!」と叫び、笑いを誘っていた。 

アンコールでは、今年5月から活動再開した影山優佳も登場した。「今回のライブ、もともと予定はなかったんですけど、急きょ参加させていただくことになり、とてもうれしいです」と笑顔。「今回はアンコール(のみの出演)なんですけど、いずれは日向坂のめんばーとして認めてもらえるように、ゆくゆくは影山経由で日向坂を知っていただけるような、日向坂の最終兵器みたいになれるように、一生懸命頑張っていきます!」と意気込んだ。メンバーたちから「よっ、最終兵器!」とエールを送られていた。