宝塚歌劇団は2日、兵庫・宝塚大劇場で上演中の花組公演「はいからさんが通る」について、同日公演分を中止すると発表した。中止が決まったのは2日午前11時公演と、同日午後3時30分公演。

同劇団によると、公演関係者の体調不良が判明したためといい、3日以降の上演については「あらためて宝塚歌劇公式ホームページで発表する」としている。

同劇団は「お客様、出演者、公演スタッフ、劇場従業員の健康に万全を期すため、公演を中止させていただいた」と説明した。

体調不良について、発熱など具体的症状は明かさなかったが、病院での診断は受けているといい「お医者さまに症状をお伝えしている」とし、今後については「医師の指示に従う」と話している。

宝塚歌劇では、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、7月17日に130日ぶりに宝塚大劇場で花組公演、同31日には東京宝塚劇場でも星組公演で再開。さらに前日1日には、大阪・梅田芸術劇場で宙組公演が幕を開け、別箱公演も再開させている。