宝塚歌劇団は2日、兵庫・宝塚大劇場で上演中の花組公演「はいからさんが通る」について、この日から4日までの中止を決め発表した。

公演関係者の体調不良が判明したためで、この日午前、まず当日2日の2公演中止を発表し、その後、3~4日公演の取りやめを告知した。4日午後6時からは新人公演の予定だったが中止し、代替日程での上演を検討しているという。

5日は休演日で、6日以降については「あらためて宝塚歌劇公式ホームページで発表する」とした。

同劇団は、一連の中止について「お客様、出演者、公演スタッフ、劇場従業員の健康に万全を期すため、公演を中止させていただいた」と説明。体調不良の詳細について、発熱など具体的症状は明かさなかったが、病院での診断は受けているといい「担当医にかかっており、指示を仰いでいる」とし、今後については「医師の指示に従う」と話している。

宝塚歌劇では、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、7月17日に130日ぶりに宝塚大劇場で花組公演、同31日には東京宝塚劇場でも星組公演で再開。さらに前日8月1日には、大阪・梅田芸術劇場で宙組公演が幕を開け、別箱公演も再開させたばかりだった。

東京の星組公演、大阪の宙組公演は予定通り上演。劇団によると、公演が中止となった花組生は自宅待機となっているが、次作公演に向けてレッスンに励む雪組生は通常通り稽古をしているという。