今月12日発売の「週刊文春」で25歳年下の会社社長女性との不倫を報じられた近藤真彦(56)が、無期限の芸能活動自粛処分を受けたことが16日深夜、ジャニーズ事務所の公式サイトで発表された。同事務所の“長男”としてけじめをつけた形だ。不倫報道を認め、同事務所を通じてメディア各社にコメントも発表した。

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この日、同事務所を通じて近藤はコメントを発表した。

「この度の件では、家族、関係者の方々、なにより応援してくださっているファンの皆様を裏切ることになり、大変申し訳なく思っております。相手の女性にもご迷惑をお掛け致しました。家族とは、話し合い、謝罪し、理解してもらいました。昨日(16日)、芸能活動を自粛させていただきたい旨を事務所に申し入れました。皆様の信頼を回復できるよう、自分を見つめ直し精進いたします」(原文まま)

同事務所の公式サイトによると、近藤は不倫を報じられた女性との交際が事実であると認めたという。近藤の様子について、「家庭を持つ一社会人による振舞いとして大変軽率であり、自覚と責任に欠ける行動であったと弊社といたしましては重く受け止めております」と明かされた。

続けて「近藤に対して厳正な処分が必要であると認識し、その内容について慎重に検討いたしておりました」と説明。家族との話し合いを経て、近藤から16日に「一連の出来事に対する責任を取り、芸能活動を自粛したい」と申し出があった。ジャニーズ事務所としても「最年長である近藤の処分として当然の結論」と判断し、「近藤真彦を無期限芸能活動自粛処分といたしましたのでご報告申し上げます」とつづった。

「週刊文春」によると、近藤は女性と5年前に出会い、近藤からの猛アタックで交際をスタートさせたという。近藤は94年に一般人女性と結婚。07年に第1子となる男児が誕生している。また、来月迎える歌手デビュー40周年に伴う仕事の依頼も多数あったが、サイトでは「関係各位には多大なご迷惑をお掛けすることとなりますが、ご理解いただけますよう、丁寧にご説明申し上げたいと思います」とした。レース関連の仕事は続けるとみられる。

同事務所は「近藤は活動自粛に入りますが、多くのタレントやジャニーズJr.の先輩という立場にふさわしく、皆様より信頼していただくことができる人間を目指して精進してまいります」とつづった。藤島メリー泰子名誉会長からも「マッチらしく責任をとりなさい」と諭されたという。後輩たちに示しをつける立場の事務所の“長男”として、自覚を求められた形だ。

◆近藤真彦(こんどう・まさひこ)1964年(昭39)7月19日、神奈川県生まれ。中1の時、ジャニーズ事務所入り。79年TBS系「3年B組金八先生」でデビュー。田原俊彦、野村義男との「たのきんトリオ」で一躍アイドルに。80年「スニーカーぶる~す」で歌手デビュー。87年「愚か者」で第29回日本レコード大賞受賞。「ギンギラギンにさりげなく」「ハイティーン・ブギ」「ホレたぜ!乾杯」「あぁ、グッと」「アンダルシアに憧れて」「北街角」「ミッドナイト・シャッフル」などヒット曲多数。174センチ。血液型O。