フリーアナウンサー小倉智昭(73)がキャスターを務めるフジテレビ系情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜午前8時)が、3月26日の放送で終了することが12日、発表された。99年4月1日の放送開始から22年の歴史にピリオドを打つ。

放送開始からキャスターを務める小倉は、16年7月28日には「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数最多記録を4452回と更新。12日現在、5593回まで更新し続けている。放送開始から11日放送までの平均視聴率は8・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。歴代最高は11年7月18日に16・4%を記録している。

小倉は89年10月開始の日本テレビ系「キャッチ」から、92年4月開始のフジテレビ系「ジョーダンじゃない!?」、93年4月から99年3月までのフジテレビ系「どうーなってるの」と総合司会を務めてきた。16年5月に膀胱(ぼうこう)がん手術、18年11月には膀胱の全摘出手術と大病を乗り越えて31年半に及んだ、情報ワイド番組のキャスター業を卒業する見込みだ。

小倉キャスターは「マイク生活50年のうち、『とくダネ!』の22年間は貴重な財産となりました。毎朝3時起きで、大病もありましたが、長く続けられたことに自分でも驚いています。視聴者、出演者、スタッフ、家族、友人、皆さんが私を支えてくれました。まだ、全てをやり遂げてはいませんが、そろそろ次世代のキャスターに席を譲る時が来たようです。私個人としては、まだ心が動かされるものがたくさんあります。それらに時間を費やしながら、許されるならマイクの前に立ちたいと思います。長きに渡り『とくダネ!』をご覧いただきありがとうございました。もうちょっとだけお付き合い下さい」とコメントしている。

関係者によると、後番組は同じような情報ニュース番組になるという。キャスターについてフジテレビ関係者は「調整中です」と説明。人気お笑いタレントや人気アイドルらのほか、小倉キャスターとともに「とくダネ!」の進行役を務めているフジテレビ山崎夕貴アナウンサー(33)立本信吾アナウンサー(34)らも候補に挙がっているとの情報もある。

フジテレビ情報制作センターの渡邊貴チーフプロデューサーは「『とくダネ!』は、それまで30年以上続いて来たVTR主体のワイドショーの伝統的スタイルから脱却し、今や各局のあらゆる報道・情報番組で採用しているスタジオ・ボードプレゼン方式を開発しました。内容も、従来の芸能・事件偏重から、政治・経済・国際・スポーツまであらゆるジャンルのニュースをわかりやすく解説するという現代のニュース情報番組の礎を作ったといえます。22年目を迎える番組は、時代の変化や視聴者の志向の変化とともに、幕を下ろすことになります。番組とともに、勇退される小倉キャスターへの感謝は計り知れません。部署のほとんどのスタッフが小倉キャスターに育てられ、視聴者と向き合う姿勢、情報を扱う大切さをたたき込まれました。大病を経験しながらも復帰し、毎朝変わらぬ情熱でスタジオから情報を発信し続けてくれた小倉キャスターのためにも、そして番組を長年愛してくれた視聴者の皆さまに感謝の気持ちを込めて、スタッフ一同、残りの放送に全力で臨む所存です」と話している。