V6井ノ原快彦(44)主演のテレビ朝日系連続ドラマシリーズの第4弾、「特捜9 season4」(水曜午後9時)が4月7日からスタートすることが2月28日、分かった。

井ノ原演じる警視庁捜査一課特別捜査班(通称特捜班)の浅輪直樹を中心に、個性派刑事たちが難事件解決に挑むドラマ。1話完結の“王道”でありながら、特捜班の人間模様も人気の作品だ。今作ではメンバーが抱えるそれぞれの事情にフォーカスし、関係性の変化がクールを通して描かれる。

2月中旬にクランクイン。このほど行われたロケでは、特捜班を演じる井ノ原、羽田美智子(52)津田寛治(55)吹越満(56)田口浩正(53)山田裕貴(30)が顔をそろえた。1年ぶりの全員集合に話題は尽きず、遺体発見現場に臨場する刑事ドラマらしいシーンながら和やかに進行した。

井ノ原は6人並んでの撮影に「始まった感じがします」と笑顔。撮影の合間も出演者同士の笑い話が続き「映像ではビシッとしたところを見せつつ、こういう雰囲気は伝わるものがあると思う。他のドラマでは出せない空気があるんじゃないかな」と、チームワークは盤石だ。

昨年は新型コロナの影響で放送が一時中断。今年も対策を取りながら撮影を進める。前身ドラマ「捜査一課9係」から出演する羽田は「東日本大震災も渡瀬(恒彦)さんが亡くなった時も、いつも大変な時期にみんなといる。みんなと乗り越えていると常に思っています」と心強さを語る。「特捜9」から参加する山田は、温かい先輩共演者たちに感謝し「この人たちのために頑張りたいと思える現場です」と話した。

シーズン4を迎え、井ノ原は「長く続けていくことは大変だけど、自分たちが楽しんでお客さんも楽しめることが理想。そこを目指してます」と意気込んだ。

◆ドラマ「特捜9」 特捜班主任の浅輪直樹(井ノ原)ら考え方も性格も異なる特捜班の面々が、衝突しながら事件解決に向け奮闘する物語。故渡瀬恒彦さんが主演し、06年から12年続いた「警視庁捜査一課9係」シリーズを前身に、井ノ原主演で18年に始まった。