元NHK職員で「お笑いジャーナリスト」として活動する芸人たかまつなな(28)が、メンタリストDaiGoの差別的と指摘されている発言について、「危険すぎる考えだ」と批判した。

たかまつは12日、ツイッターを更新し、「DaiGoさんのYouTube見たけど危険すぎる考えだ」と言及。DaiGoが「生活保護受給者とホームレスは社会にいらない。税金で生活保護に食わせるよりも猫に救え」といった旨の発言をしたことに、「働きたくても働けない人は?能力があり、頑張ってる人でも、突然、交通事故にあって働けなくなる可能性はあるよ?それでも生きていける環境を作るのが国の役割」と指摘した。

その後のツイートでは、「『生きる価値のない人』とレッテルをはるのは絶対にしてはならない。歴史を学べば、ナチスのユダヤ人虐殺はひどく、そのような思想は危険でダメなことが分かります。だから私たちは歴史を学ぶのです」とし、生活保護を必要とする人々へ向け、「生活保護を受けることは恥ずかしいことではありません。生きるために必要なんです。健康で文化的な最低限度の生活を営むことが日本は保障されています。コロナで経済が苦しんでいる方、あなたに生きて欲しい。だから死ぬべき人とは絶対に思わず、申請して生きて下さい。苦しい時に国に頼って下さい」と呼びかけた。

DaiGoは、7日の自身の公式YouTubeチャンネルで、「【超激辛】科学的にバッサリ斬られたい人のための質疑応答」と題して視聴者からの質問に答える形式の生配信を実施し「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救って欲しいとぼくは思うんで。生活保護の人、生きていてもぼく得しないけどさ、猫はさ、生きていたら僕、得なんで」「自分にとって必要がない命はぼくにとっては軽いので。ホームレスの命はどうでもいい」などと差別発言を繰り返して多くの批判が集まっていた。