ドラマーのチャーリー・ワッツさんが24日に英ロンドンの病院で安らかに息を引き取ったことを発表した英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが、今秋に予定している北米ツアーを予定通り行うことが明らかになった。ワッツさんは今月初めに受けた手術からの回復に時間がかかるとし、ツアーを欠場することを生前発表しており、自身に代わってアルバム「ダーティ・ワーク」(1986年)に参加したことがあるスティーブ・ジョーダンを代役に指名していた。

ワッツさんは自分抜きでツアーを敢行することを望んでいたことから、キャンセルすることは望んでいないと考えたメンバーたちは、その意思を尊重し、ワッツさんのためにもツアーを予定通り行うことを決めたと英サン紙が伝えている。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で昨年から延期されていた「ノー・フィルター・ツアー」は、9月26日のミズーリ州セントルイスを皮切りに11月20日のテキサス州オースティンまで13公演が予定されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)