週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の実写ドラマシリーズが、動画配信サービスNETFLIXで全世界独占配信されることが3日、発表された。原作の尾田栄一郎氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

過去にも実写映像化のオファーは多数あったというが、今回の企画では、尾田氏と週刊少年ジャンプ編集部が様々なハードルを乗り越えられると確信できたことから、初の実現に至ったという。現在、海外と国内を含めて出演俳優をキャスティング中で、今後撮影に入る。配信時期は今後発表される。

同作はNETFLIXがトゥモロースタジオ、集英社と提携して制作。他に、脚本&エグゼクティブ・プロデューサーは、映画プロデューサーJ・J・エイブラムス氏の制作会社バッド・ロボットを経て「エージェント・オブ・シールド」などを手がけたマット・オーウェンズ氏。また脚本、ショーランナー、エグゼクティブ・プロデューサーのスティーブン・マエダ氏は、人気ドラマ「LOST」を手掛けるなど、海外の名物番組のスタッフも参加する。

第1話の制作仮タイトルは、原作漫画の第1巻第1話と同じく「ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-」となることも、解禁された台本の表紙で明らかになった。原作ロゴをイメージして制作された実写版ロゴも公開。「O」の文字には“麦わらの一味”の実写版トレードマークが描かれ、主人公ルフィの左目の下の傷も反映。さらによく見ると鼻には、ルフィらしき姿も見えるなど、期待をふくらませる内容となっている。

漫画の全世界累計発行部数は4億9000万部を突破。3日にはコミックス100巻発売、11月21日にはアニメ1000話が放送予定という節目の年に、ひとつなぎの一大企画がもうひとつ、始動する。