ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のモーニング娘。’21佐藤優樹(22)が、12月13日にグループ及びハロプロを卒業することが24日、分かった。公式サイトで発表された。

サイトでは、「いつもモーニング娘。'21及びハロー!プロジェクトを応援いただきありがとうございます。メンバーの佐藤優樹ですが、2021年12月13日に日本武道館で行われるモーニング娘。'21単独コンサートをもってモーニング娘。及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました」と報告した。

佐藤は、今年2月から「過敏性腸症候群」の症状が治まらず、先月には、医師から「長時間の移動を伴う活動、激しい動きを一定時間以上継続的に行う環境下での活動は未だに難しい状態である」と診断されたことを発表している。

「佐藤本人から、活動が安定しないことで、ここまでメンバーやスタッフにも迷惑をかけ続けているし、このままモーニング娘。としての活動を続けていくのは難しいという話がありました。佐藤本人との話し合いの結果、2011年に10期メンバーとして加入して以来、モーニング娘。活動10年となるタイミングに、このまま先の予定を立てられない状況下でグループ活動を続けるのではなく、まずは症状の改善を第一に考え、グループでの活動に区切りをつけることになりました。モーニング娘。のコンサートをもって卒業したいという本人の強い思いもあり、体調に不安が無いわけではありませんが、元々予定していた日本武道館の単独コンサートを卒業公演とする結論に至りました」と説明した。

今後、本人は、ソロとして音楽活動を続けていく意思があるといい、「体調を観ながらにはなりますが、まずは歌唱動画の配信など出来ることから始めていく予定です。弊社で佐藤優樹の新しいスタートを引き続きサポートしていきます」とした。

佐藤も「12歳からモーニング娘。として活動して来て、10年が経って、ちょうど今22歳です。色々な事を考え、話し合い、答えを出していく中で卒業という結論にたどり着きましたが、今は全く実感がわいていません。ただ、やはり私はこの歳になっても迷惑を掛ける子なんだと、じわじわ実感しています」などとコメント。

「これからも病気とは前向きに向き合いながら、体調とも相談しながらゆっくりになってしまいますが、卒業後もソロとして音楽に触れて活動して行きたいと思います」とソロ活動に意欲をみせ、「モーニング娘。のメンバー全員と、つんく♂さんが作ってくださった楽曲を、ずっとお世話になっているファンの皆さんの前で歌える最後12月13日のコンサートまでは残り少ないのですが、最後までモーニング娘。佐藤優樹として頑張ります」と意気込みを語った。

佐藤は、ビジュアルや圧倒的なパフォーマンス力で、グループだけでなくプロジェクト全体でも屈指の人気メンバーだ。「まーちゃん」の愛称で親しまれている。

“天才”とも称されるステージ上での実力を武器に、長きにわたってグループを引っ張ってきたが、11年のグループ加入から10年の節目で、卒業を決めた。

佐藤は、「過敏性腸症候群」のため、23日から始まったコンサートツアー「Hello! Project 2021 秋『続・花鳥風月』」全公演への出演を見合わせるなど、一部休みながらの活動となっている。