テレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」3代目司会の俳優谷原章介(49)が24日、放送46年の歴史に終止符を打つ26日最終回(午後0時55分放送)を前にコメントを発表した。

最終回は1時間スペシャルとして放送予定。制作のABCテレビを通じて「まだ終わったという実感がわかないですね。月に2回大阪に来ることが(同番組を受けて以来の)習慣だったので…。幼いころからあった『アタック25』が『ある』ことが当たり前になっているので、無くなることへの実感がまだ」と率直な思いを述べた。

番組には、のべ9000人以上が出演。最終回は、トップ賞獲得経験者による予選会が行われ、東日本6人、西日本6人の計12人が“トップ・オブ・トップ”の座を競う。

その熱き戦いに、谷原は「とっても温かい大会でした。出場してくださった皆さんが(番組を)愛してくださっている。過去の自分より上に行きたい-と、自分自身との闘いをしていただいた気がします。最後は、泣いている出場者の方も居ました。(予選ラウンド敗退者が座った)応援席からもすすり泣きが聞こえました」と明かした。

番組は児玉清さんの司会で75年にスタート。ABCの浦川泰幸アナウンサーを経て、谷原は15年4月から3代目司会者に就いた。

毎月2回、大阪での収録に通い「僕にとってのちょっとした非日常で、気持ちがリセットされていました」と吐露。番組終了は「とても悲しい」とも言い、視聴者、出場者に向けては「本当に感謝しかないです。出たいと思ってくださって、多くの方が参加されたことでつながったこの46年余り。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。同時に僕のところでバトンを次に渡せなかったことに申し訳ない思いもあります」と、苦しい胸の内も明かした。