コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる「小説を音楽にするユニット」YOASOBIが28日、オンラインで「YOASOBIとつくる未来のうたプロジェクト テーマソング&新こどもユニット発表会見」に出席した。

同イベントは、NHKのSDGs番組シリーズ「ひろがれ!いろとりどり」の番組企画によるもの。視聴者である子どもたちから募集した「物語」を原作に、YOASOBIがテーマソングを制作した。

「ともに生きる」というテーマのもと、子どもたちから約700通の応募があったといい、「小さなツバメの大きな夢」が原作に選ばれた。ikuraは「1人の力では何もできないと思いがちだけど、みんなで手を取りあえば大きなものを成し遂げられるというテーマがすごく心に残りました」。

楽曲のタイトルは「ツバメ」に決定。Ayaseは「原作の空を飛んでいるツバメが見ている視点、そこから見える人々の営み、問題などを僕たちには何ができるんだろうというメッセージを、明るく、聞いただけでツバメが飛んでいるのがスッと浮かんでくるような楽曲をつくりたいと思いました」と明かした。

同曲をYOASOBIと一緒に歌唱する番組発の「SDGsこどもユニット」も発表された。4~5月にオーディションを行い、小学1~5年生5人で「ミドリーズ」を結成。ikuraは「自分はちっぽけかと思ってしまうけど、みんなで考えるのが大事。みんなで何かできるかもしれないって考えた時に、明るい未来が見えてくる、みんなが勇気をもてるように歌いました」と力を込めた。

19年~20年には、米津玄師が手掛けた同局発の子どもユニット、Foorin(フーリン)がNHK紅白歌合戦に出場した。紅白を狙うのか問われ、Ayaseは「いろんな舞台でパフォーマンスできたら楽しいだろうなって思います。たくさんの方に広く多く届けられる場があれば、参加していきたいなって思います」。ikuraは「ぜひ、披露する場が紅白だったらうれしいなって思いながら過ごしています」と意気込んだ。