今月初めに出身地である「ジャガー星」に「帰還」したと所属事務所が発表した、千葉のご当地スターJAGUAR(ジャガー)さんが全国区になるきっかけを作った日本テレビ系バラエティー番組「月曜から夜ふかし」(月曜午後11時59分)が18日深夜、「ありがとうジャガーさんSP(スペシャル)」として放送された。

番組冒頭、通常は主にスタジオで収録しているMCのマツコ・デラックス(48)と関ジャニ∞村上信五(39)が、10月某日という都内のビル屋上に登場。JAGUARさんがジャガー星から来た際の乗り物という「ジャガー号」の出発を見送るため2人で待つ、という場面からスタートした。

千葉出身のマツコは、JAGUARさんが85年から千葉テレビ(チバテレ)の放送枠を個人で買い取り番組を放送するなど千葉を中心にミュージシャン、タレント、実業家として活動してきたことを示し「40年くらいジャガーさんを見ている。感慨深いですよ私、これで二度とジャガーさんとお会いできないと思うと」と心境を明かした。村上も「マツコさんに比べたら短いけど濃い時間でした」とJAGUARさんと過ごした日々を回想した。

その後は過去のVTRを中心に構成。JAGUARさんが89年にバンド、爆風スランプにベーシストとして参加し代表曲「Runner」を演奏する映像や、交流の深いイラストレーターみうらじゅん氏がJAGUARさんについて語る場面、同番組のさまざまな企画でJAGUARさんに密着した場面などが流された。

番組終盤には、今年12月から千葉・市川市周辺で、JAGUARさんの姿が入ったラッピングバスが走ることなども告知され、JAGUARさんの代表曲「ファイト!ファイト!ちば」が放送された。

最後は再び、マツコと村上がビルの屋上で待つ場面に。深夜11時半ごろ、ジャガー号を待つマツコが夜空を見上げながら「行っちゃったんじゃない?(ジャガー号が)光るとは聞いてないもんね」と少しさびしげに言うと、村上も「お帰りになられた?」と応じた。マツコが「帰られたんじゃない」と納得したように語り、2人で夜空に向けて一礼。JAGUARさんが2人の前に姿を見せることはなかったが、マツコは「またね」、村上は「お世話になりました」と夜空に向けて手をふり、ナレーションとテロップで「JAGUARさん、沢山の愛と笑いをありがとうございました」とメッセージが送られた。

所属事務所の10月初めの発表によると、JAGUARさんは現時点では地球に戻る予定はなく、地球で生の姿を見せての“芸能活動”は見納めとなる。一方で、「ジャガー星の電波」を使ってツイッターでの発信は続けていくとしている。