ジャニーズJr．内グループHiHi Jetsが20日、東京・代々木第1体育館で、初のアリーナクラス公演を開催した。得意のローラースケートを生かしたパフォーマンスでファンを何度も魅了。ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長（39）からは「伝説の始まり」と大きな期待を寄せられた。

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冒頭、高橋優斗（22）が「代々木～、行けんのか～！　伝説にしようぜー！！」と叫んだ。ローラースケートで走りアリーナを縦断すると、ファンからも思わずどよめきが漏れた。リーダー井上瑞稀（21）は「ここまで来たぞ～！　ブチ上がれるか！？」と呼び掛け、大きな拍手を浴びた。

東京五輪・パラリンピックからの改修後、全アーティストの中で初のライブ。メンバー5人にとっては、15年のA．B．C－Zコンサートなど、先輩のバックダンサーとして出演してきた会場でもある。橋本涼（21）は「自分がこうやってメインで立てることが、今でもすげー幸せですし、正直、震えが止まりません」と感慨を込めた。

「代々木」は、デビュー26周年を迎えた今月1日に解散したV6の聖地と呼ばれている。この日、「愛なんだ」などV6の楽曲もパフォーマンスした。高橋は「26年、今の僕たちにはとても想像できないような、偉大な先輩の大きな背中です」と話した。

会場を縦断する花道ステージは68・5メートル、アリーナ外周の花道は147メートル。得意のローラースケートで縦横無尽に走り回り、ファン6460人から拍手を浴びた。滝沢氏からは「HiHi Jetsにとっては伝説の始まりの日だと思います。V6にとって代々木が聖地と言われるように、将来的にはHiHiの聖地にもなる気がします。デビューもしていないグループがここまでできるんだ、というのを見せつけられた気がします」と絶賛された。

猪狩蒼弥（19）は「ここがゴールではない。俺たちが一番大事にしなきゃいけないのは攻め続けること。皆さん全員を連れて、最高の景色をこれからお見せしたい。後世に語り継がれるようなグループになりたい」と強く誓った。【横山慧】

○…小2から野球を始めて中学・高校と野球部に所属し、プロ野球DeNAのファンという高橋は、この日に開幕した日本シリーズについて「セ・リーグを代表してヤクルトを応援します」と明かした。今月15日の誕生日、オリックスファンのなにわ男子藤原丈一郎（25）から、わざわざオリックスの胴上げシーンの画像が送られてきたという。「オリックスが優勝したら、また丈くんがいろいろ送ってきそうなので。青木（宣親）選手のスリーベースが見たいです！」と笑った。