昨年以降コロナ禍もあり、世間ではもちろん、芸能界でも食事会など会合への考え方が変わった。A.B.C-Z塚田僚一を筆頭にするジャニーズ事務所所属タレントの食事会「塚田会」の現状は。先日インタビューの際本人に直撃すると、意外な答えが返ってきた。

そもそも「塚田会」は、塚田を会長に据え、Kis-My-Ft2二階堂高嗣や宮田俊哉らが主に後輩たちを集めて開かれる食事会だ。「会長! 今日は何にしますか? すしとか、いっちゃいましょうよ!」とおだてられた塚田が会計を全て支払うことで知られる。河合郁人からは「『塚田会』は塚田にお金を払わせる会」とイジられたことも。あまりに出費がかさんだため、母親から「あんた調子乗りすぎ」と怒られてからは控えていたが、16年ごろに復活していた。

だがコロナ禍を経た今年11月、塚田は「塚田会」について「今では、あるのかも自分では分からなくて…」と打ち明けた。さらに「感覚としては『宮田会』に合併されている感じです」という答えが返ってきた。コロナ禍は直接の原因ではないという。「自分には、会長の重荷を背負えないと思って」と告白した。

A.B.C-Zやキスマイだけではなく、Hey!Say!JUMP、NEWSなど多数のグループのメンバーが参加している「塚田会」は、もう存在しないというのか。だが、コロナ禍では「宮田会」のメンバーを中心に10人ほどでグループメールを使って「おはよう選手権」が行われていたという。

「最初に起きた人が『おはよう』って投稿するんです。北山(宏光)とか。僕も朝7時ぐらいとか結構早くに起きるんですけど、知念(侑李)が5時くらいに起きてて。めっちゃ早いんですよ。夜更かしして寝なくての『おはよう』じゃなくて、ちゃんと寝てから起きないとダメです。怪しい場合はみんなで追及します。あと『おはよう』の後に一日中ちゃんと起きてないとダメですよ」

食事会という形ではないが、グループの垣根を越えた貴重なコミュニケーションに、常に全力を尽くしている点は変わっていないようだ。「宮田会」に合併されたということだが、「塚田会」の存在が完全に消えたわけでもなさそうだと感じた。塚田自身も「ここからまた令和の伝説を残していきたい。第2章の始まりですよ」と不敵な笑みを浮かべており、「宮田会」も「塚田会」にも引き続き注目していきたい。【横山慧】