乃木坂46の新成人メンバーが7日、東京・赤坂の乃木神社で恒例の成人式を行った。今年は久保史緒里(20)遠藤さくら(20)賀喜遥香(20)阪口珠美(20)中村麗乃(20)金川紗耶(20)佐藤璃果(20)北川悠理(20)の、過去最多となる8人が振り袖姿で登場した。新たな「黄金世代」となるべく、成人の抱負を明かした。

【写真特集】乃木坂遠藤さくら、賀喜遥香ら振り袖姿 過去最多8人が成人式

久保は「中学3年の時に加入したので、もう20歳になったんだなぁという気持ちと、乃木坂46がここで成人式を始めてから10回目というおめでたい時に、こんなに多くのメンバーと一緒に成人式を行うことができてすごくうれしいです」と喜んだ。遠藤は「早く大人になりたい、20歳を迎えたいなってずっと思っていたので、ついに迎えることができてすごくうれしく思っていますし、8人という大人数で乃木神社で成人式を迎えることができてうれしいです」とほほ笑んだ。

賀喜は「正直、誕生日を迎えて『あなたは今日から20歳です』と言われても、何が大人になったのか分からなくて。でも、お酒をいただいたりとか、今になって20年生きてきた経験とか染み付いたものが生きている気がして、大人になったんだなと思います。これからも20代頑張りたいなって思いますし、これからどんな大人になっていくのかとても楽しみです」と心境を明かした。

阪口は「ずっと20歳というものに憧れていたので、いざ自分がなれてすごくうれしいですし、この乃木坂の成人式が加入前から憧れだったので、それに参加できてすごくうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔。佐藤は「誕生日を迎えてから実感が湧いていなかったのですが、こうして成人式させていただいて、実感が湧きました。これから大人としても、乃木坂としても、成人としても、頑張っていきたいなって思います」と意気込んだ。

金川は「20歳になったのはすごくうれしくて。妹の面倒を見るのがすごく好きなので、お年玉とかも妹にあげたりして、お姉ちゃんらしく、大人になったなって実感できたので。今日もたくさんの方にお会いできましたし、幸せでいっぱいです」と笑顔。中村は「20歳は、まだまだ先だろうなって思いながら過ごして来た10代だったんですけど、気づけばもう20歳。10代が毎日楽しかったので、私は逆にまだ20歳になりたくないなって思っていたんですけど、でも実際20歳になったらそんなに変わったことはなくて、逆にこれからの楽しみの幅が広がったのかなって思いました」と前向きに話した。

北川は「私は今までの人生は伸び伸びと過ごしてきてしまったので、大学生になった時も、20歳を迎えた時も、あまり実感が湧いていなかったんですけど。今日こうして8人同じ時に成人式を迎えられる先輩だったり仲間がいることが、とてもうれしいですし、心強いです」と喜んだ。「この場に立たせていただいて、20歳になった実感がようやく持てたので、奇跡のような1日だなって感じています」と伝えた。

久保、阪口、中村は16年9月加入の3期生。18年11月に加入した遠藤、賀喜、金川、北川と、20年2月に加入した佐藤は4期生だ。憧れの女性像を聞かれ、久保は「われわれが先輩方が常に理想像であって、いつまでたっても、憧れは乃木坂の先輩方だなって思います。先輩方を見ててすごく思うのは、自分の人生にすごく責任を持って、自分で選択して自分の人生を決めていっているなって思うので、自分もそういう風になりたいなって常日ごろから思います」と話した。

過去の成人式でも、白石麻衣(29)ら92年組はじめ、西野七瀬(27)擁する94年組、齋藤飛鳥(23)を筆頭にした98年組など、いくつかの黄金世代があった。特に、過去最も人数の多かった94年組(7人)は「華の94年組」と呼ばれた。

今回も報道陣から「今回新成人の8人は『何世代』か」と聞かれた。賀喜は「考えましたよね」と笑顔で、中村も「めっちゃ言う練習したもんね」と久保に話し掛けた。久保は「よし、じゃあ自信を持って言わせていただきます」と呼吸を整え、「『華の94年組』の皆さんが全員卒業されてしまったんですけど、今回われわれは3、4期生だけなので、さらに乃木坂を盛り上げていきたいなという気持ちも込めて、大変おこがましいんですけど、先輩方のお名前をお借りして、『新・華の2001年組世代』にさせていただきたいなと思います」と発表した。

命名には全員が賛成したという。遠藤は「目指せ、とうか。追いつきたいという思いがあります。すごく賛成です」と明かした。賀喜は「みんな21世紀生まれなので、歴史のパワーというか。みんなパワーに満ちあふれています。8人分の歴史パワーがあります」と笑った。久保も「これだけ人数がいれば心強いです」とうなずいた。

乃木坂46は来月にデビュー10周年を迎える。久保は「10年目にして、日産スタジアムという初めての場所でのライブを控えていたり、新メンバーの加入もあって、グループとしてまだまだ変化のある年だなと思っています」と説明。「卒業される先輩方がいる中で、われわれはただただ前を向いて前進していくことが今一番必要なことだなって思うので、乃木坂46としてまだまだ攻めの姿勢を大事に、われわれ後輩からも乃木坂46を盛り上げていけるように頑張っていければと思います」と強く誓った。