宝塚元星組男役スターの七海ひろきが7日、東京・紀伊国屋サザンシアターで主演舞台「フランケンシュタイン-cry for the moon-」(16日まで同所、20~23日=大阪公演)の公開ゲネプロに出席した。

錦織一清演出による不朽の名作の舞台化。岐洲匠(24)演じるビクター・フランケンシュタインによって生み出される「怪物」役を演じる。演出の錦織からの「回を追うごとに無駄な動きがなくなって、巡り巡ってシンプルになるのが演劇」という言葉を胸に臨んでいるといい「私にとっても挑戦。1回1回、精いっぱい頑張ります」と意気込んだ。

怪物と心通わせる盲目のアガサ役は、元宝塚雪組男役スターで、今作が初演技にして、初の女性役となる彩凪翔が務める。彩凪によると「心強くて相談にものってくださった」と七海が支えていたことを明かすと、七海は「稽古初日は緊張してると言っていたけど、いつの間に…というくらい打ち解けていて、周りを明るくしてくれて私たちも助けられました」と照れていた。