昨年4月に亡くなった橋田壽賀子さんが理事長を務めた「橋田文化財団」主催の「第30回橋田賞」が3日、発表された。

日本人の心や人と人とのふれあいを温かく取り上げてきた番組や人を顕彰する同賞。橋田大賞は該当なし。橋田賞には、テレビ朝日系「刑事7人」「サンデーLIVE!!」などの東山紀之(55)、TBS系「プレバト!!」では俳句名人としても脚光を浴びている中田喜子(68)、日本テレビ系「コントが始まる」などの仲野太賀(29)、TBS系「Nスタ」キャスターの同局井上貴博アナウンサー(37)、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」、TBS系「日本沈没-希望のひと-」、「日本沈没」脚本の橋本裕志氏が選ばれた。

また橋田賞新人賞は、杉咲花(24)と吉沢亮(28)が受賞した。同財団の井上弘理事長は「くしくも明日(4月4日)が橋田先生の一周忌というときの橋田賞の発表になりました。今年の橋田賞は、橋田先生が大切に描いていらした日本人の心とふれあいを特に表す作品や人が選ばれています。橋田先生のご冥福を祈るとともに、先生の放送文化への思いがこれからの放送を担う方々に引き継がれていくことを願います」とコメントした。

授賞式は5月10日に都内で無観客で開催予定。