乃木坂46が15日、横浜・日産スタジアムで、デビュー10周年記念ライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」の千秋楽公演を開催した。全メンバー44人に加え、西野七瀬(27)や白石麻衣(29)生田絵梨花(25)ら卒業生もサプライズ登場。「乃木坂ファミリー」が集結し節目を祝うお祭りで、客席を埋めたファン7万人を沸かせた。

序盤のトークを終えた後、ステージに立つメンバーたちの後方で、巨大な幕がゆっくりと上がった。笑顔で登場した西野は、驚いたファンの歓声を受けながら、ゆっくりと前に歩いていった。秋元真夏(28)とハイタッチし、齋藤飛鳥(23)を抱き寄せた。卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」をセンターでパフォーマンスし、現役時代と変わらぬキレのあるダンスを披露した。

サプライズは止まらない。中盤の「しあわせの保護色」の途中から登場した白石は、続く「シンクロニシティ」もセンターでパフォーマンス。会場では歓声とどよめきが巻き起こった。メンバーたちの目には次々と涙が浮かんだ。有観客ライブが2年3カ月ぶりの白石は「久しぶりに皆さんに会えた感じがしてすごくうれしいです。ドキドキした。ステージに立った時にウルっと来ました」と笑った。

終盤の「最後のTight Hug」では昨年末に卒業した生田絵梨花(25)も笑顔で登場。「私たちは卒業しちゃったけど、ずっとずっと乃木坂ファミリーだから。心配しないで自分たちの力をどんどん発揮して光り輝いてほしいです」とエールを送った。

アンコールでは昨年卒業した松村沙友理(29)や高山一実(28)も登場。松村は「卒業して、みんなそれぞれ個々で活動しているけど、私たち乃木坂46から始まったんだなってあらためて感じられて、やっぱりこのホーム感。私たちには絶対乃木坂があるんだって安心して生きていけるなって思いました。乃木坂46大好き!」と喜んだ。

前日14日に行われた初日公演には18年に卒業した生駒里奈(26)や17年に卒業した伊藤万理華(26)も出演した。2日間計7人の1期生が出演するサプライズだった。