宝塚歌劇団宙組の人気スター桜木みなとが2日、大阪市北区のシアター・ドラマシティで、主演作「ミュージカル・プレイ『カルト・ワイン』」の初日を迎えた。7日まで。

21世紀初頭のニューヨークを舞台に、桜木は、ワイン業界を揺るがす詐欺師にふんした。貧しい国からきた青年が、人なつっこく、豊富な知識を武器に、羽振りの良い若きワイン・コレクターに。だが、その実像はワイン偽造に手を染めていた-。

人を魅了する笑顔、だがその中に憂いを秘め…。多様な“笑顔”と“顔”を持つ桜木ならではの表現力で、ファンを魅了した。

桜木は20年春の主演作「壮麗帝」で東京、大阪での上演を予定し、初の東上主演作になるはずだったが、コロナ禍で中止。夏に大阪公演として開催された。

今作はすでに、6月に東京公演(東京建物Brillia HALL)を終えており、結果として、東上初主演作に。その大阪公演幕開けを迎えた。